医学生へのススメ
_ _B・J症例検討会 (著) 「ブラック・ジャック・ザ・カルテ (1&2)」 (秋田文庫) (文庫)
ブラック・ジャックといえば言わずと知れた、手塚治虫による元祖ヒーロー・ドクター。
私立医大卒、医師免許なし、権威や名声に背を向ける天才外科医。
作品の醍醐味は漫画的表現と医学的真実性の絶妙なバランス。、現実にある疾患をベースに、現実の医学知識に即して描いているところで、単なるお子様向けのヒーローマンガとは一線を画している。これは手塚治虫自身が医学専門学校で学んだ知識経験が大いに活かされているところでもあり、またそのことで彼が直面したコンプレックスや医学・医療体制への不信というものが、ブラック・ジャックという権威や名声を当てにしないアンチ・ヒーローなキャラクターに大いに投影されているところでもある。
B・J症例検討会は有志の医師により結成され、ブラック・ジャックに出てくる症例を診断、作品中の治療法の是非を検討する。本書では各症例ごとに病歴、治療費、収録話、術式、術後経過、そして検討会の医師による評価と自分の考える治療法が提示される。内容は医学的に専門性の高い言葉で書かれており、ご丁寧に疾患の英語名まで併記されている点、医学教育的な価値が高いと感じる。
始終このような構成であるから、医学の門外漢には読んでも大した意義を感じられないかもしれない。しかしブラック・ジャック好きの医学生や医師にとっては、無類の興奮を覚えるものである。
_Josh Bazell(著)「死神を葬れ Bear the Reaper」 (新潮文庫) (文庫) はコロンビア大学医学部出身のカリフォルニア大学レジデント医師(2009年現在)が書いた小説だ。
主人公は執筆時の著者と同じレジデント、内容は病院を舞台にした医学小説に裏社会が絡む悪漢小説が交わったメディカル・スリラー。
さすが卒業したてのレジデントである著者らしく、「知ってる人は知っている」的な医学的知識をこれ見よがしに挿入してくる点、医学生としては「そうそう、そうなんだよねー」と自らの知識を再確認して自己満足に浸れるというもの。?
もちろん、ウィットのきいたハードボイルドな文体は普通に小説として読んでも面白い。アメリカの病院事情なんかも伺いしれて、USMLEに興味のある人なんかにもおすすめです。

「Dr.House」は比較的新しい医療ドラマ。
主人公は天の邪鬼な医師ハウス。ふてぶてしく物ぐさな彼は”良医”と呼ぶにふさわしくないが、最後にはその型にはまらない思考とやり方で、ミステリアスな疾患を解明していく”名医”ぶりを披露する。
「ER」や「グレイズ・アナトミー」など医療系ドラマは数知れないが、この「ドクター・ハウス」は特に症状の鑑別に力をいれているという点で特に医学生の勉強に資するシリーズと言える。
マイブーム 〜 「聖おにいさん」 & おすすめニコニコ実況動画

「聖おにいさん」というマンガを既刊の4巻一気に読破。
イエスとブッダが世紀末を無事乗り越えたあとの休暇として、仲良しのプータローお兄さんよろしく、ゆるい日々をエンジョイするというマンガ。
ほんとゆる〜いマンガ。イエスもブッダも宗教指導者としての要素をすべてそぎ落とし、デフォルメし、そこらへんの草食系男子となり果てています。よって信仰心のある人や、宗教に興味のある人にとっては、毒にも薬にもならないお話です。
しかし、ところどころにかなりマニアックな仏教・キリスト教ネタがちりばめられていて、わかる人にはわかっちゃうというところが面白い。で、なぜかこれが今かなりヒットしているらしいです。まあ組織宗教に抵抗感のあるスピリチュアル系の人たちにとってはとても受け入れやすいイエス像、ブッダ像で、そういった嗜好の人たちに支持されているところも大きいでしょうね。
わたしはと言うと、ただただゆるいピースフルな癒し系マンガとして、楽しんで読めました。
暴力なし、性描写なし、どろどろしたいじめや、もつれた恋愛関係や、諸々のハラスメント描写もなし。いまどきそんな作品って珍しいし、それだけでも貴重ですよね。
おすすめです。
またしてもはまっています。
テレビを見るよりおもしろい!
おすすめニコニコ実況動画。
全部シリーズものです。気に入ったら続きもどうぞ。
坂本竜馬と西郷隆盛が往く!
いとおかしけり!
幕末志士たちが今度は緑の悪魔との決死の駆け引きを戦う。
「学校であったこわい話」という怖いサウンド・ノベルを、
関西弁の実況者による的確なつっこみで笑いに変換して堪能する。
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期待の新作映画

「Dear John」
若き兵士と女子大生のラブストーリー。
こんなカップル、素敵だな〜。
原作はあの「きみに読む物語」の作者によるもの。涙と鼻水を覚悟して観るしかなさそうである。
「2012」
2012年12月に世界の終りが訪れる。
マヤの予言を中心に、他の文化圏の宗教的予言や科学的データが不思議と一致するとかしないとかでオカルト・精神世界系の人たちの間で今や祭り状態の2012年終末論。直球で映画化しちゃったみたい。
しかしハリウッドはほんとカトリックにちょっかい出すのが好きである。わざわざバチカンを壊すなこのバカチンがー!
「The Twilight Saga: New Moon」
「トワイライト」の続編。
前作でフラグが立っていた人狼種族がついに日の目を見るようだ。
前作の予想外の大ヒットに、スケールも急拡大という感じだろうか。期待は膨らむ。
「Dear John」のトレイラーソングがかっこよかったので探しました。
Snow Patrol のSet The Fire To The Third Barという曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=GOO4So0wv1Y
「フジコ・ヘミング 〜あるピアニストの軌跡〜」を観る
NHKで「フジコ・ヘミング 〜あるピアニストの軌跡〜」という番組の再放送を見る。
老女にして現役ピアニストとして活躍する彼女の人生は波乱万丈。
演奏会の会場に立つ前に十字をきる彼女は、カトリックのクリスチャンだそうだ。
国籍の問題や病気によって何度も閉ざされる道。次第に彼女は「自分の人生にもう出番はない」、今残された人生は天国への通り道にすぎないと悟る。
お絵かきをしたり、生活のなかにささやかなこだわりを見出したり、入ったことのない店に入ったり、そうして日常のなかで肩ひじ張らず、自分らしく思い、感じ、試みること、それはみんな天国にもっていく宝物になる。このスピリチュアリティこそ、独り身の女性が(九匹の猫と一緒に)晩年をかくも豊かに生きる、秘訣なのだろう。
"運命はいつか必ずやってくる。
なにかを始めて、これで成功しようなんて思っているときは、ぜんぜん成功しない。
どうしてダメなんだって、ジタバタしながら思う。
それは自分の才能とは関係がない。
天に運命を支配されているのだと思う。
運命は誰にも公平。
必ずそうなるように決まっている。
人間の間で決められることではなく、天から運命を与えられている。
一匹の雀の命でさえ、神様に左右されているのだから。
運命は、自分の力ではどうすることもできない。
一生懸命こちらがやっても、扉は開かない。
だけど自分だけの力では開かない扉が、
ほかからのなんらかの力で「いま!」っていうときが、必ず来る。
そのいまのために、私たちは準備しておかないといけない。
チャンスを逃さないように。
そのときになって、ああ準備していればよかったなあ、って後悔するかもしれないわ。
それは突然、部屋に強盗が入ってくるのと同じ。
運命もいつやってくるかわからない。"
(阪急コミュニケーションズ (2001/6/11) 「フジ子・ヘミング 運命の力 」 まえがきより)
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