The Journey : Somewhere Down The Road 随想
Learning
2008 / 11 / 03 ( Mon )
何かを本当に勉強し学ぶという時、それは謙虚さに始まり謙虚さに終わる。
雑多な煩悩や恣意性、エゴや恐れを排して初めて、より高尚な認識・見識が学ばれる。

人生というのは日々これ学習であり、学習は即ちある種の瞑想であり修行であるとするなら、
人生はこれ即ち瞑想であり修行である。
その真の原点と真の果実は謙虚さである。




人間の思考や記憶は、つまるところ出力を一つしか持たない神経細胞のシナプス形成の集積に過ぎない。詰まるところ、それはONとOFFの集合に過ぎない。
そう考えると、頭の善し悪しも、記憶の善し悪しも、ON/OFFルートの間にいかに余分なものを挟まないかにかかっていると言えるだろう。

入力から出力に至る過程で、恣意的な思考やエゴが介在するとそこで大きな逸脱が生じて、ON/OFFルートに膨大な時間的・作業的ロスが生じる。
恐怖や劣等感や困惑といった情動的情報の発生・介在は、大脳辺縁系や脳幹を巡り自己増幅的にループすることで、思考や記憶により大きな損失を生じるだろう。

クリアな思考や記憶の形成にあたっては、以上のような不純物の形成・介在を極力防止することに加えて、それらが介入する余地を減らす、即ち必要な情報をより意識の中枢に取り込む努力が必要だろう。それには、物事をありのままに見ることの出来る純真さ、頭の柔軟性が問われることになる。
あたかも蛇のように賢く、鳩のように素直であるように。

しかし年を経るとどうにも中枢が固まってくる。
自分について、他人について、世の中について、
既存の知識と経験に依存して、それについてのいかなる変化をも受け入れづらくなるし、それと異なるいかなる新境地をも見いだせなくなる。いや、ただそうしたくないだけなのかもしれない。

人は本来変わっていかなければいけないものだろう。
停滞は即ち後退を意味する。
現状維持は漸進という意味においてのみ有効なのだ。
変化を恐れずに、変化を作り出していこう。

YES WE CAN. CHANGE WE NEED!



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くびき
2008 / 08 / 05 ( Tue )



小さな象をつなぐ杭と、大きな象をつなぐ杭は、まったく同じ杭だという。
子供の頃に「がんばっても無駄だ」と思い知らされると、成長して力強くなってもずっと「がんばっても無駄だ」と思いこんでしまうからだ。

同じように、人間をかたちづくる過去の束縛は計り知れない。

杭につながれた大きな象に、「君はそんな杭なんて簡単に引っこ抜けるんだよ」と教えてあげたとして、果たして象は意気揚々と逃げ出すだろうか。
杭の外の、未知の世界に突然飛び込むよりも、杭の中の、狭いけど長年見知った世界に甘んじる方を選ぶかも知れない。

同じように、人は現状より悪くなることをおそれる一方で、現状より良くなることをも密かにおそれている。


個を不自由にするこうした思いこみやおそれは、全て脳内の幻想にすぎない。
「自我」や「世界」に対する妄想が、人を無力に不自由にする。
そうした妄想を抱くことなく適切に「行動」することによって、物事は変えるチャンスを、誰しもがもっている。

世の中には数多くの先入観、集団的妄想が渦巻いているが、最終的に人を定義づけるのは現実の生き様であり行動に他ならない。少なくとも自身についてはそうでありたい。



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消灯
2008 / 06 / 29 ( Sun )

"You are not special. You are not a
beautiful or unique snowflake. You are
the same decaying organic matter as
everything else."

お前たちは特別ではない。
お前たちは美しくない。ユニークでもない。
お前たちはみんな同じ、朽ち果てていく有機質にすぎない。

- Tyler in the movie [Fight Club]



日々のなかに苦悩があり、卑屈なうろたえがあり、傲慢な欲望や憎しみや悪意があり、卑怯な嘘や欺瞞があり、愚かな執着がある。
生きていくことは易しくないが、意義ある生を生きることはもっと得がたい。

人は皆、自分という殻の中。
大脳辺縁系と大脳新皮質の狭間、パペッツ回路が無益サイクルを繰り返す。
人は皆、世界という殻の中。
変わりたいものと、変えたいものと、変わらないものと、変えられるものの間の微妙さにため息をつく。

電気を消したら、夜空に星が見えた。
いつものぼやけた光にすがりつくことをやめたらば、気づかなかった希望が見えるだろうか。







今日のベストソング

Folklore
by clammbon


「何かが変わっていくような、そんな気がした。あと少しで。」


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Silence is Gold
2008 / 05 / 31 ( Sat )
沈黙は金

最近頓にこの言葉の真実を思い知らされる。
口は災いのもとであり、滅多なことを言うべきではない、その場しのぎに無思慮でいい加減なことを言うぐらいならまだ無口でつまらない奴と思われたほうが良いと、今になっては実感する。

人生まだ長く生きたには程遠いが、それでも人間というのは本当に他人をダシにした誹謗や中傷が好きな生き物だということを知った。
悪意と敵対心の共有による社会/群集帰属意識の維持と向上。それは突き詰めればサルやゴリラの群れのなかでも見られるような本能的な衝動なのかもしれない。
しかし人間は個人として、サル以上のものになれるはずだ、そうあるべきだと信じるならば、そうした野卑野蛮な衝動は制して慎むべきだ。

人間社会の只中にあってはそれは決して簡単なことではないかもしれない。悲しいかな人間というのはサル以下にも成り下がる生き物であるから、付き合う人間は選ばなければいけない。
他人についてああだこうだとダラダラ言っている人間がろくなやつであった試しはない。
彼らは結局のところ、自分が他人ではないことを正当化し、他人が自分ではないことを咎めたいだけだ。それだけ自己中心的であると他人を本当に理解したり見極めたりできるはずもなく、結局何も見えていない。よって彼らの言葉は聞く価値がなく、彼らに迎合してかける言葉にも価値はない。

また、たとえ意図的な悪口でなくとも、他人の人格や価値に関わることについて、滅多やたらに口にするものではない。
人それぞれにはいろいろな生い立ちや立場があり、それに伴ってすべての物事についての見え方や感触は千変万化する。一人の人間でさえ、人生において様々な状況や立場を経ていく。
このことを理解せず口を開くものは、自らの人生の貧しさを露呈し、さらに自らの人生を貧しくする。



口は災いのもと
Watch your mouth

人の世は移ろいやすく、人の思いも考えも移ろいやすい
すぐゴミになるような言葉を発さないように気をつけなければならない
そのゴミはどこかで割れて、その破片が誰かを傷つけるだろうから

情報が氾濫し、言葉がどこまでも飛散するこのご時世
言葉も省エネでクリーンな人間環境づくりに貢献しよう

Silence is Gold
Be Cool





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