The Journey : Somewhere Down the Road - 200710

石焼き芋 はじめました (笑)


食欲の秋、焼き芋、干し芋、芋盛りである。
東京は六本木あたりでも焼き芋屋さんがよくうろうろしてます。
でも、帰り際にうまいこと出くわすことがないんだよね。残念なことに。
かといって、スーパーの作り置き焼き芋なんか買っても仕方ない。
どうするか。

そうだ、自分で作ればいいんだ!
と、いうことでいろいろ探した結果、石焼きで本格的に作れる”石焼き芋壷”なるものを購入した。これは焼き物だから、壷自体が遠赤外線を蓄熱できるし、石と相性がよい。それに焼き芋は微妙な水分調整が命となるので、巷によくある鉄製のものより適度な吸水性という点で優れているように思われた。
お値段も4500円とリーズナブルなのもいい。


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デーン!デカッ!
っと最初は焦ったが、素材全体を丸ごと入れるのが基本なわけだからこのぐらいでかくて正解なのである。
底に付属の石を敷き詰める。


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いよいよ加熱。
まだ洗った石の水分も抜けきっておらず芋も洗ったばかりなのであるが、結果的に適度に水分が保てて良かったと思う。
もくもくと立ちこめる煙から漂う、”石焼き”な香りが風流である。


焼き芋 石焼き芋


45分くらいで完成。
外はコリコリ、中はホクホク、きれいにできあがっていた。
味もほどよい甘みがあり、間違いなく”石焼き”であった。
これから毎日食べようかな。笑

この石焼き芋壷、芋だけでなくトウモロコシやエビ、貝なんかもおいしくできるそうだ。
なにぶんキャパがあるし、性質上メンテナンスも楽。
今後いろいろと活躍しそうな予感である。


*

食べる話 生きる話

マクロビオティック


最近の小生の食事情について少し。

ご飯とみそ汁の話

    上の写真にあるのが、小生の基本メニューである。
    ずばりご飯とみそ汁。

    ご飯は玄米か五分搗きで、ハトムギ雑穀を加える。
    そして梅干しか小魚の佃煮をつまみながら食べれば、それだけでどんな味にも化けるバラエティに富んだ一皿となる。

    みそ汁はどんな具を加えても味が調和される、非常に合理的で優れた食事であることを毎日実感している。
    基本的に野菜を五種類は入れる。
    にんじん、大根とその茎葉、タマネギ、ネギ、ほうれん草、水菜、その他旬の野菜何でも。
    一緒に細かくした高野豆腐を入れるのも、食感にボリュームが出ておいしい。
    味噌を入れる直前におろしショウガを入れると体が一層温まってよい。特に風邪をひきがちなこの季節には重宝する。
    さらにフノリ、わかめ等海草類を入れると、いよいよみそ汁のなかに一つの生態系ができんばかりの満足感が味わえる。笑
    最近は仕上げにばら海苔を振りかける。海の香りが引き立って食欲をそそる。

    こうしてご飯とみそ汁が食えるだけで、日本に生まれてきた甲斐があるというものである。




食器の話

    ちなみに食器にもこだわりがある。
    最近小生が手に入れた漆塗りの器、応量器といって、上でみそ汁を入れているお鉢を本体に、入れ子のように順々にくりぬかれた食器とセットになっており、非常にスタイリッシュかつシステマティックなものとなっている。
    もともと旅の多い禅僧の修行道具として開発されたそうで、小生のような罰当たりものが使うのも気が引けなくもないが、これほど機能的なモノが一般的に使われないというのも勿体ない。
    特に優雅でボリュームあるフォルムの本体は、普通にはないくらい肉厚なつくりになっていて、熱い汁物を入れるのに適しているだけでなく、その単色で光沢ある清浄な外観が食材を視覚的に浄化し、何倍もおいしくしてくれるようである。

 漆器という素材も気に入っている。
 値段は高くなるがその価値は大いにある。
 というのも、洗浄が非常にし易い。
 よほどひどい油汚れ以外は、大体水だけで汚れを落とせる。
 すると洗剤も不要となり、地球にも財布にも優しいのだ。
 先人の知恵とはありがたいものである。





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・魚の話

 話変わって、上の写真、ピンぼけが恥ずかしいが、ひと昨日の夕食である。
 ご飯とみそ汁、高野豆腐に、サバの煮込み。

 サバ煮込みは、男一人の食卓故盛りつけなど構っていないので、料理と言うより死骸といった様相を呈しているが、ちゃんと調理しております。

 小生、魚は自分で捌くのをモットーとしている。
 なぜか。
 それは、尾から頭まで丸ごと頂くためである。
 それは、小生なりの自然に対する敬意というものである。

 それはただ、普段捨てられる頭や尾といった部位にDHAやコラーゲンといった栄養素が凝縮されていて健康に有意であるというだけでなく、自分が喰らっている命のありのままの、全体としての姿に臨み、全体として喰らうという行為に意義を感じるからだ。

 かつて生き生きと動き回っていたであろう体を自ら手にかけ、体を刻み、内臓を出して調理する。そこに生き死にの生々しい現実がある。
 弱肉強食の業を感じ取る。飽食の時代だからこそ、この感覚をごまかしてはいけない。
 特に、皿の上に食べている生き物の頭があるかないかは大違いだ。
 そいつの体を喰らいつつ、そいつの顔を見る。そして思う。

 こいつは死にたくなかっただろう。
 もっと生きて、泳ぎ回って、子供を作って生き続けたかったであろう。
 それを殺して喰っているのだ。
 こいつの非業の死のおかげで、おいらは体の材料をもらって、もう一日生きながらえることができるのだ。
 こいつの命は今からおいらの血と肉となる。おいらは今からこいつを血と肉にして生きる。
 そう、それは大自然の圧倒的な真実。生命のエクスチェンジなのである。

 そう理解したとき、無用な罪悪感など感じる余地はなくなる。
 自分の内なる野性がかすかにざわめく。それは、生命の全肯定だ。
 自分が喰らった生き物たちが死ぬ瞬間まで願った”生きたい!”という思い、その分だけ自分も生きたい!と願って生きなければならない。

 結局のところ我々生命にとって、何より大事なのは生命である。
 富でもない、名誉でもない、人間関係でも社会的地位でもない。
 生命こそが、生きる根本の価値であり意味であり目的なのだ。



魚の食べ方

 そんなわけで、小生は魚一匹にしろ、肉だけとってあとはゴミ箱にということは極力避けたいのである。
 頭も食べる。尾ヒレも食べる。
 そして時には内臓も食べちゃう。

 なんだか一般の魚の内臓ってタブー視されてるようだけど、どうなのこれ?食べちゃダメなのかい?そりゃフグの内臓とか食っちゃいけないのは知ってるよ。笑
 一般の魚、たとえばアジとかサバとかの内臓でも普通に食べられるし栄養価も高いと思うのだがどうなのだろう。
 全部引きずり出して捨てるというのは、お魚さんにあまりにも申し訳なく思われる。
 実際にサバの心臓や肝臓をよく煮て食べたら、牛豚のレバーのような食感で悪くなかった。

 無論分かり切ったこととして、衛生面で魚の特に内臓は悪くなりやすいというのは気をつけなければいけないだろう。
 また、サバやアジといった馴染みのある魚にはアニサキスという寄生虫が一般的に生息していることから、加熱調理をしないで食べるというのは自爆行為に等しい。
 いくら新鮮でも魚の内臓を生で喰らおうものなら、お腹の中がアニサキス祭りで悶死間違いなしである。

 いやしかし、魚の内臓調理、なんとかならないものなのだろうか。
 もう少し調査研究の余地がありそうである。


*


船越康弘の語る マクロビオティックのススメ






船越康弘氏の著書「野菜たっぷり重ね煮レシピ」を購入。
調味料も水さえも使わず、野菜の素材のうまみを最大限に引き出す自然指向、健康的な料理法であり、そのうち実践してみたい。
本書のなかで氏がマクロビオティックについて語っている箇所がおもしろいので、ここに少し編集抜粋させてもらう。



「日本の伝統食は素晴らしい」は世界の常識

 わたしの生き方を変えてくれたのは桜沢如一という先生なんです。
世界中にマクロビオティックという食べ方をひろめ、パリの名誉市民にも選ばれた方です。
 桜沢先生は、むずかしいことはひとつも言ってないですよ。
 「我々は生きるときに、何を中心に食べたらいいかといったら、ご飯を中心に食べましょう」
 「食事全体の65%は、ご飯を食べましょう。あとは野菜、海藻をちょこっと。動物性食品はほとんど食べなくていいんですよ。」
 「人間は基本的に穀物菜食動物なんですよ」ということを言っただけ。
 だからね、みなさんね、なんとか健康になりたいと思ったら、お金は使わなくていいですから。
 一日30数種類の栄養素を摂取しましょう、ごはんは残していいからおかずをしっかり食べましょう、ってこれ大ウソなんです。わたしが言ってるんじゃないですよ。これは今、世界の常識ですから。

 25年前アメリカがですね。日本よりもっとひどい状況で、どんどんどんどん癌や成人病、アト ピー、アレルギーが一杯増えてきたんです。アメリカは経済的に発達したけれど、これはアカンと言う事ですね。アメリカが国家プロジェクトを組んだんです。 この国家プロジェクトが栄養委員会だったんです。この栄養委員会がプロジェクトを組んだ中にこのような前文があります。我々は毎年巨額の医療費が注ぎ込ま れているにもかかわらず、毎年癌成人病糖尿病ありとあらゆる病気が蔓延し、アメリカはこのままでは病気で滅んでしまうかもしれない。よって根本的原因と対 策を考えよう。と言う事で数百億の巨費と一年間の時間をかけて、最先端の医学、最先端の生理学、最先端の栄養学、ありとあらゆるその医療関係、衛生関係の 人たちにどうやったら良いかデーターを集めて、数百億円ですよ。3百4百億とも言われております。それだけのお金をかけて、「アメリカ人よこのような食生 活をしたら私達にとって身体に良いですよ」という食生活改善目標を出したんです。(マクガバン報告

  その食生活改善目標出したらどうなったかと言うと、私が今申しあげた、私達は穀物菜食で全体の70%ぐらいは穀物を食べて、野菜海藻を食べて、ほんのわず かの動物性の物を食べましょう。もっと解り易く言えば、5:2:1で食べましょう。全体を8とした時に八分の5約65%から70%は穀物、出来れば未精製 の物が良いですよ。2は野菜海藻を食べましょう。八分の一は12.5%は動物性の物、小動物もしくは近海の小魚を5:2:1で食べましょう。と発表したん です。
 そして我々が目指すべき最高の食生活の指針はなんなのかと言ったら、日本の伝統食。ジャパニーズ フーズ アット ナンバーワン*と言ったんです。良 いですか。もう既に世界の最先端が25年前に日本の食生活の中の伝統食ほど素晴らしいものは無いと証明してくれたんですよ。

 今言った5:2:1の割合なんて、400億も500億も一年もかけないで、ちょっと私に聞いてくれたら、一 億円ほどで教えたんですよ。何でかといったら、どうすりゃ良いか何千年も前から言われていたんです。
 家に帰って手鏡持って、口をあけたら良いんです。人間 の歯は32本あるんですね。この32本の内ウサギの歯 草を噛み切る為の歯は8本。犬歯動物性のものを噛み切る為の歯が4本。奥歯臼歯と言い、うすばと書 き、穀物を噛み切る為に設計された歯が20本。さあ20本8本4本これを4で割ったら5:2:1、そういえば持っているんです。
 当たり前でしょう。その割 合どおり食べれば良いのに「一日三十数種類の栄養素と肉卵牛乳、しっかりおかずを食べて御飯を残せ」でこの結果ですよ。このざまですよ。三兆円もかけて、 最高の医者にかかって、栄養士さんに40年間指導してもらって、栄養改善栄養改善やってこのざまですよ。私の所へ来たら御飯だけ食え。いや食べてくださ い。



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 世界中どこへ行っても、「日本の伝統食文化ほど、合理的で、ヘルシーで、美しくなる、素晴らしいものはない」と言われるんです。むこう(欧米)のエグゼクティブたちにとって、玄米食はあったりめぇなんですよね。
 今言ったマクロビオティックっていうのは、穀物菜食、玄米菜食の訳語みたいなものなんですけど、それがどういう意味を持って、どういう歴史をもって、どんな食べ方なのかっていうことを知ってる日本人は、とっても少ないです。ところがですね、「マクロビオティックって、何ですか?」と聞かれて、「ああ、こうこうこういうことです」とちゃんと説明できる人が一番多いのはどこかというと、ニューヨーク。
 ニューヨークですよぉ。いいですかぁ。東京の人にね、「マクロビオティック」って言うと、「はぁ?」って言う人もまだいっぱいいるんですけど、ニューヨーカーに聞けば、スパーンと言えるんですよ。

 アカデミー賞女優のニコール・キッドマンもね、元のダンナのトム・クルーズもみんな玄米食ってます。たとえばブロードウェイのミュージカルスターたちで玄米を食べたことない人、いないんですよ!全員玄米のことは知ってる。これ、あったりめぇの話ですから。
 それをねぇ、日本人はバカ。どこそこのハンバーガーとか、あの店のアイスクリームとかって、大事がっているんだから。


 いいですかぁ、もし若いにいちゃんたちやねえちゃんたちが、ハンバーガー食べながら、アイスクリームなめなめでフライドチキンかじって、CD聴きながらチャカチャカ、チャカチャカ来たらですねぇ、どうぞみなさん笑ろうてやってください。彼らはかっこいい最先端だと思ってるかもしれないけど、一番時代遅れですから。アメリカやヨーロッパで捨てられたことやってるんですから。
 だからね、そんなもん食べながらやってきたら、こっちから玄米のおにぎりかじりながら、梅干ししゃぶってね、たくあんのシッポ回しながら、「オマエ、遅れとるなぁ」って言ってやるんですよ(笑)。



<小生所感>
マクロビオティック、海外ではホントに流行ってます。英会話教室なんかでネイティブの人に聞いても、おっさんでも当たり前のように知ってたりします。笑
身の回りの誰かが実践してたり、少なくとも聞いたことはあるって言う人が、日本人より多いみたいですね。


関連リンク

・ 船越康弘さんの経営する自然食の宿「わら」 HP

・ 船越康弘さんの話 



*

K-PAX  光の旅人



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不思議と癒された。
いい映画です。

自らを遙か宇宙の彼方、K−PAXから来たと名乗る男、プロート。
妄想にしては良く出来すぎている彼の話。
そんな彼と精神科医との対話、そして精神病棟の患者たちとの触れあいを描くヒューマンドラマです。

人類よりもはるかに高度な意思を持つ宇宙人と名乗るプロートの視点から、人間の社会や生き方が客観的に批判されるところが興味深い。

他の方のブログで読んだが、この作品にはマクロビオティックの思想が組み入れられているという。
確かに作中プロットは果物を皮やへたごと丸かじりし、地球の食物は素晴らしいと称賛する。
これはマクロビオティックの言う一物全体の思想に重なる行為といえる。
さらに彼は肉を一切食べない。これもマクロビオティック的である。
なにやら主演のケビン・スペイシーの友人がマクロビオティック愛好家のクリントン元大統領で、彼に影響を受けたのではないかとも言われる。

がんじがらめの人間社会、傷つき見放された人々の心を優しく見つめる、K−PAX人プロートの素直で自由な感性が新鮮。
精神的にくたびれた時に見たい映画です。



Trailer




*

アジ親子?


今日アジを二尾買ってきた。
出してよくみると、一匹の口の中から何か出てるではないか。

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店で見たときはあごがちょっと外れているのかと何気なく思い気に留めなかったが、
近くでよく見ると……

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なんかいる
…………。

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   ……!

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さらに中を覗くと、またしても小さな尻尾が…。

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   ……………!!

なんだろう。
見たところアジの子供のようだ。
食べられていたにしては、二匹すっぽり無傷に収まっているのは不自然だ。
そこで思ったのだが、これはこの成魚の子供たちで、人間が捕まえに来たとき、子の安全を守るためとっさに口の中に入れたのではないだろうか。

魚のなかには口の中で卵を守ったり稚魚を育てるものがいる。
アジがそのような生態をもっているかは知らないが、この成魚の死してなおしっかりと開いたあごと、その中に自ら入っていったかのような稚魚たちのきれいな姿が、そんな親子愛を物語っているように感じられてならない。

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いずれにしても、頂戴した命。
梅酢煮にして隈無くしっかり頂きました。

合掌。

*



怖れないなら人生は素晴らしいものになる。
Life can be wonderful if you're not afraid of it.

人生は近くで見ると悲劇だ。
だが長い目で見ると喜劇だ。
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

不老長生訓



お茶のうまみを最大限に引き出すといわれる常滑焼きの急須を手に入れた。
この急須には、仙人様によるありがたい不老長寿の秘訣が書かれている。



仙人 急須

仙人 急須


不老長生訓


一、自らかえりみて 年は取らないものと思え

二、精神を若くもてば 自然に身体も若やいでくる

三、前途に楽しみを持ち 明日を思いわずらうな

四、つまらぬことは一切忘れ去れ
 今の我に何の交渉あらん 

五、腹を立てるな 激昂憤怒は体の猛毒である

六、思慮はできるだけ濃密に 食物はかなう限り淡泊に

七、新鮮なる知識と理想と空気を 多量に吸え

八、一仕事をすました身は ふたたび名誉や金銭を目的として競走場裡に立ってはならぬ

九、食物の量を厳重に節せよ

一〇、娯楽をもて 趣味に生きよ


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ジェイミー・オリヴァー 小話

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最近ジェイミー・オリヴァーにはまっている。

ジェイミー・オリヴァーはイギリスのアイドル・シェフ。
彼の番組で特徴的なのは、ただ単に料理をするだけでなく、彼のプライベートな日常や舞台裏まで見せてくれるところ。
そこにいるのはポップで気さくでひょうきんで、それでいてかなりの皮肉屋な、等身大の英国男子。
成功もすれば失敗もする。時には不平不満も言い合って、スラングなんかも飛び出してくる。



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彼は若者らしい感性と冒険心で様々なことに挑戦する。
イギリスのいわゆるニートの若者を集めてシェフとして特訓し、彼らだけで運営するレストランを始めるというプロジェクトのために多額の自費を投じ、新婚間もない家の不動産まで担保にしてしまったり、ジャンクフードにまみれた英国の学校給食を改善するため自ら飛び回って給食メニューをつくったり食育教育をしたりする。

決して成功ばかりでなく、様々なトラブルや人間関係の対立なんかに直面するんだけど、そうした失敗やハプニングにも持ち前の皮肉とユーモアでヒョウヒョウと切りぬけていく。
そんな彼の姿を見ているだけで、なんだか元気が湧いてくる。





ジェイミー’s キッチン

ジェイミーは15人の料理未経験無職の若者を集め、短期間でシェフに育て上げて、自腹を切ってつくったレストラン「FIFTEEN」で働かせるプロジェクトを始めます。

料理番組と言うより人間の成長を記録したドキュメンタリーといった感じ。
年齢も出身も様々な15人、彼らに翻弄されるジェイミーと教官たちの人間模様がとても生々しくて見応えあります。
涙あり、笑いありで誰にでもおすすめです。

個人的にはイギリス人の生々しい生活感がおもしろかったです。
あの淡泊な英国風アクセントもさることながら、みんなすごい皮肉屋で辛辣なんですね。
あれでこそ、正真正銘のイギリス人です。
イギリスに留学した僕が保証します。イギリス行く人は覚悟しといたほうがいいです。笑

でもどんなに愚痴不満を言い合って険悪なムードになっても彼ら、互いに絶対手は出さない。これ偉いなと思います。
これが日本だったらすぐ「根性たたき直す」だとか何とか言って、鉄拳制裁なんか横行してそう。
その点イギリス人は一皮むけてる感じがします。
でも口は悪いです。笑
イギリス人と仲良くやっていきたい人は、sarcasmのセンスを身につけておきましょう。





ジェイミーのスクール・ディナー

公立学校の給食が添加物満載のジャンクフードに乗っ取られた現状を嘆くジェイミーは一心発起、自ら給食現場に乗り込んで、栄養バランスのとれたまとも献立づくりに励んだり、ジャンクフードに毒された子供の味覚を治療するため、小学校で野菜を食べる特訓などの食育教育をします。

イギリスは現在急速に肥満大国(実に国民の半分が肥満の状態)へと邁進しているようですが、これを見て納得しました。
給食はチョコバーなどのお菓子や添加物の固まりと化した加工食品、ジャンクフードで埋め尽くされ、子供によっては毎日の食事がそれだけという状況なんですね。

確かに学校側としてはジャンクフードは非常に安くつくし、化学調味料で味覚が中毒をおこしている多くの子供たちはジャンクフードで満足する。給食会社も需要がある以上ジャンクフードを大量に製造販売する。
市場経済的にはまったく問題がないのだけど、なにかがひどく間違っている。
同様なことはアメリカやカナダでも起こっています。

育ち盛りの子供たちが毎日ジャンクフード漬けになっていて、本物の食材の味も分からない、食べられないというのは、とても悲しいことだと思いました。

日本の給食はこうしたものと比べると今のところずっとましかもしれません。
しかし最近は幼稚園の給食でコンビニ弁当が採用されたなんていう例もちらほらと出ているし、今後どうなっていくのか要注意といったところでしょう。



↓こんな感じの人です



自炊小話 / 麻婆豆腐戦記


料理は実に奥が深い。
己の技と脳、食材と道具のコラボレーションは無限の楽しみと可能性を生み出す。
奥も深ければ幅も広い。
料理には世界の文化、人類の知恵と感性の歴史が詰まっている。
それは極めれば極めるほど自分の毎日の健康に資することができ、そして他の人をハッピーにすることもできる。
料理はまさに趣味の王様だ。


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↑ 料理中の著者近影  (嘘)

さて、そんな云々をぬかしている僕のこのごろの食卓はというと、
胚芽米/玄米と梅干し、具の少ないみそ汁、高野豆腐、たまに肉じゃが
以上である。
なんだか粗食であるが、外食ばかりだったころよりも充実している感がある。

なぜかというと、まず自炊だと自分が何を口にしているかが分かる。
これ、添加物や農薬や化学調味料にまみれた現代社会において重要なことだと思う。
調理もすべて自分の管理内で遂行されるため安心だ。
今の世の中コンビニ弁当やファストフード店、安い居酒屋チェーンなどはもちろんのこと、ちょっと名の知れたレストランなんかでも、質や保存状態の悪い食材を用いて劣悪な環境で調理をしているところが少なくないというから難儀だ。

自炊で健康食を始めると、巷のファストフードやコンビニ弁当、お菓子、清涼飲料水といった商業食に対して生理的に嫌悪感を覚えるという話は良く聞くが、僕もそれを実感し始めている。
以前は何も考えず口にしていたそれら商業食だが、最近は
ああした添加物や化学調味料をどっさり用いた、不自然にはっきりした色、不自然にはっきりした味の食品を口にするのを考えただけでも億劫だ。

また、自炊をするというのはそれだけで自己管理意識を高め、自信につながると思う。
それに医者の書いたある本にも書いてあったが、自炊はほんとうに頭を使う。手と体も使う。だから最近はやってるゲーム機でピコピコするやつなんかよりもよっぽど脳トレになると思う。

最近興味あるマクロビオティックという食育法の考え方で、人間は食べるもので形作られているのだから、食べるものを正しくコントロールすれば身も心も健全でいられるという。
僕はそれはほんとうだなあと思う。




話変わって、近頃あんまりレパートリーが狭いのも恥ずかしいと思い、いろいろなレシピをつまみ食いしている。
で、先日せっかく北京鍋があるのだからと麻婆豆腐に挑戦したのだが、これがまた大変だった。
まずそれまで中華なんてつくってなかったから、食材集めが大変。
甜麺醤、豆板醤、花椒、豆鼓、紹興酒…
読み方もよく分からないしろものの大軍を前に、異世界に足を踏み入れてしまった感に襲われる。
あんまり中華食材群の印象が強烈だったので、肝心の豆腐を買うのを忘れてしまった。笑

さて材料が集まって、下ごしらえも大変。
花椒をすりつぶすすり鉢がなかったのでまたしてもスーパーに走る。


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それでもって中華は調理も大勝負。
とにかく素早く手際よくが原則である。

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そしてようやく完成。
その日のメニューは、
胚芽米(五穀ブレンド) 高野豆腐 麻婆豆腐。
これでもかというぐらい豆腐な夕飯であった…。

麻婆豆腐の味はというと、うーん、我ながら最高。
四川料理らしいピリ辛な出来でした。
ビギナーズラックっていうんですかね。
初めてつくる料理って、決まってよくできる気がします。

そんなこんなで、一汁三菜からはほど遠い、まだまだ混沌とした自炊生活ではあるが、食はまさに一生もの、自炊力も一生かけて鍛えていく所存でございます。
以上、今日も駄文におつきあい頂きありがとうございまする。


*


赤ワインの話 / 赤ワインは生薬である

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僕は赤ワイン派である。
酒はいろいろあれども、一番はなんといっても赤ワインだ。

赤ワインが好きだからといって、ソムリエもどきのように「何年もののナントカが一番だね」とかいうことはしない。
ちゃんとした赤ワインならば、安い無名のものでもいっこうにかまわない。
僕は自然食品としての赤ワインが好きなのだ。


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さて、赤ワインは人類史上最も古い薬の一つなのをご存じでしょうか。
古代ギリシャでは傷口の消毒薬、便秘薬、食欲増進薬などとして利用されていた。
そもそもワインが誕生したのはアルコール摂取のためではなく、ブドウの恵みを長く保存し、いつでもいただけるようにするためだった。だから赤ワインには自然に育まれたブドウの薬効が凝縮されているのだ。

赤ワインの赤色は、ブドウの皮と種にあって果実が赤外線で酸化するのを防ぐポリフェノールの色なのだが、そのポリフェノールは心臓病を防ぐ優れた効能をもつ。
また赤ワイン独特の渋みとなるタンニンやリスベラトロール、フラボノイドなどのポリフェノール類は活性酸素による細胞の酸化を防ぐため、ガンの予防としても有効。
そして抗酸化作用が高く善玉コレステロール値を高めて動脈硬化予防にも役立つ。
最近の研究では、なんと痴呆症にも有効ということが分かっている。

まとめると、赤ワインにはガン、心臓病、動脈硬化、高脂血症を予防し、老化を防止する効能がある
おまけに酒として心身をリラックスさせる効能もついているのだから、赤ワインは大変ありがたい『生薬』といえるのではないだろうか。


P.S.

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水をワインに変えたり、最後の晩餐をパンとワインでしめたりと、ワインを重宝されたイエス・キリスト。ご本人もご愛飲である。笑

P.P.S.
酒は酒。飲みすぎに気をつけましょう。
健康のためにはボトル半分までで十分でしょう。

飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。
飲みたいやつは車買う金で、たっぷり飲みゃいいんですね。笑


*

玄米小話 〜 発芽玄米の作り方


僕は玄米派である。
毎日せっせと玄米を炊いて食べてます。
なんだろう。僕にとって感覚的にも白米より玄米のほうがおいしいというか、体が求めるんですね。
固いとか味がまずいというが、僕にとってはむしろ白米が柔らかすぎるし味がなさすぎるように感じる。
無理もない。全体として自然に存在していたものの一部分だけを取り出して大量摂取する、それらはもはや糧食というより快楽本位という要素が強くなる。

玄米と白米の栄養価を比較したグラフをここに拝借します。

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どうでしょう。玄米と白米の差はもはや越えられぬ壁ですね。
ここには表示されていないけど、最近の研究で玄米にはGABA(ギャバ)という、ストレス緩和作用、血圧上昇抑制作用、精神安定作用、腎・肝機能活性化作用、抗がん作用、アルコール代謝促進作用、消臭効果作用、肥満防止作用などありがたい効能をもつ物質を多く含むことが確認されました。

玄米が栄養価が高いというのではない。
玄米をわざわざボコボコにして栄養を削ったのが白米なんですね。

玄米は確かにそれ自体美味というわけではないし、そればかり食べていたら飽きがくる。
しかしそれは白米だっておおかた同じではないだろうか。
そこでせっかく昔の日本人はその叡智を振り絞って梅干しとかお漬け物を開発したのだから、それらをいただきましょう。そうすればいつでもバリエーション豊かな玄米食を堪能できるわけです。



さて、世に発芽玄米なるものがある。
スーパーでたまに見ると、真空パックされたわずかな分量なのに、べらぼうに値段が高いではないか。魚沼産コシヒカリよりも高い。
最初は普通の玄米と違いが分からなかったが、調べてみるとなにやら玄米を発芽させたもので、微妙に栄養価も高まっているらしいが、最大の売りは玄米の硬さ、炊きにくさがなく食感がより白米に近いという。
しかしこれ、成長中の玄米、すなわち生ものだから流通する際パッキングなどにとても手間がかかり、あのように高価になってしまうようです。

でもこれ、実は簡単に自家製できるらしい。
簡単も何も、ただ玄米をぬるま湯に浸けておくだけ。
そこで実際にやってみました。


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このように通気可能なパックに玄米を入れ、ぬるい水に浸けました。
玄米は浮いてるものをつついて落とし、必ず全て水中に沈めましょう。でないとカビる原因になります。
十円玉を入れたのは、銅の作用で水が腐りにくいという俗説に倣って。笑

特に保温とかしないで、途中一度水を入れ替えながら適当に一日おいた結果。










どうでしょう。
左上の胚の部分が明らかに大きくなって、中から芽が張り出してきているのが分かりますね。
これはずばり成功ということでいいのでしょう!

ちなみにこれ、もっと成長させることもできるでしょうが、あまり時間をおきすぎると胚からひょろひょろ芽が伸びてきて、違う食材になってしまうので注意が必要です。笑
長くても二、三日でしょう。アクが出て、腐る原因にもなるのでたまに水を入れ替えることも忘れてはいけません。

炊飯に関しては、この状態の発芽玄米はもう充分水を吸っているので、水は少なめで足ります。白米や普通の玄米に三割程度まぜるくらいなら、水を追加する必要はないそうです。

結果、食感が柔らかくなったとか以上に、「生命をいただいているんだ」というありがたみを実感したことにこそ感動を覚えました。
みなさんも玄米をこしらえて体験されては如何でしょう?

*
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